2019/12/05 06:00
((1)はこちら)
(2)問いと答えを見開きに
サイズはA6(文庫サイズ)、針金綴じ。月刊誌「将棋世界」の付録がお手本です。平成の終わりを節目に、29局を選びました。
ページの半分は図柄(図面)との思いから、コート紙(光沢があり、カタログなどに使われる)を使用。こちらはやや指し過ぎだったかもしれません(笑)。
レイアウトに、解かない人も楽しめる工夫を。問いと答えを見開きにし、作品の成り立ちがより分かるように。解説欄には創作した経緯などを多めに。手順にはほとんど触れていません。
さらには、作品ごとに作者たる私の自己満足度を「満足指数」として記しました。形はさっぱり、ほどよくさばけるをよしとする。妙手はあれば幸いという程度。おそらく解く人の評価とはかなり異なるでしょう。
谷川浩司九段いわく、「盤面10枚、持駒3枚、使用枠5×5(25)以内が好形の目安と言えそうである」(『月下推敲』より)。私の29局の平均はそれぞれ6.8枚、2.4枚、14.1。はい、かなり薄めの味に仕上げています(笑)。
((3)に続く)

初詣 創作詰将棋選集
著者:原田浩光
発行日:2019/10/01
サイズ:A6(文庫サイズ)
製本方法:中綴じ(針金綴じ)
ページ数:64ページ