2024/10/01 06:00


昨年、将棋盤を「9×9の小宇宙」に見立て、「マンダラ」をモチーフにデザインを練ったところ、上手くいかず……。アイデアにスキルが追いつかなかった。代案として浮かんだのが「魔方陣」でした。

魔方陣とは、縦・横・斜めのいずれの列の和も同じ数になるようにしたもの。3×3の魔方陣(三方陣)は、対称形を除けば下図の形しか存在しません。(各列の和は15)。古代中国から伝わる「九星」の起源にもなっています。


(魔方陣(三方陣))

さらには「サイの目魔方陣」なるものを知った。三方陣の各数字を、サイコロの目のような点に記号として置き換え、縦・横・斜めの点の合計数をすべて同じ(5)にしたもの。これって…9×9マスのデザインにぴったりでしょう。よし、一丁上がりと思いました(笑)。


(サイの目魔方陣)

配色をどうするか。九星にちなめば地味過ぎる。かと言って競輪の枠番色ではミーハー過ぎる。結局、数秘術に基づくシンボルカラーの濃淡で描くこととしました。九星の「和魂」と、数秘術の「洋才(彩)」が融合し、食事に対局に、神話や魔法にも似たエネルギーをもたらすことでしょう。



将棋*ランチョンマット 魔方陣

価格:1,200円(税込)
サイズ:約35×50cm
生地:11号帆布(綿100%)
加工:周囲縫製
包装:OPP袋入り
(2024年9月発売)