2021/04/01 06:00


先に「3」は魔法の数字と書きました。(記事はこちら

コメディーに「三段オチ」という技法があります。3回目に変化させる。三つ目を強調するために、一つ、二つと伏線を張っていきます。「じゅんでーす」「長作でーす」「三波春夫でございます」(レツゴー三匹)

私の俳句好きは、見よう見まねで「連句」を巻いたことがきっかけでした。五七五・七七・五七五・七七……とつなげ、季節の移ろいや森羅万象を詠み込んでいく。1句目と2句目(発句と脇)は言わば挨拶句。3句目(第三)で場面を主題へと一転させます。

サザンオールスターズは「勝手にシンドバッド」で衝撃的なデビューを飾った。次の「気分しだいで責めないで」は似た曲調。3曲目が「いとしのエリー」。このバラッドの名曲で人気を不動のものにしました。「3」で転じた好例でしょう。

今秋ランチョンマットの3作目を予定しています。これらの法則を活かした妙案はないものか。一風変わったものを出したいと念じています。