2020/11/20 06:00


私の習性に、①書き物が好き、②物持ちがいい、③まとめたがり、などがあるようです。これまでに書き溜めた短編を寄せ集め、バラ打ちしてつなげたら、予定していた仕様と分量がぴったり。その後は順調そのものでした。

タイトルは一番最後にひねり出した代物。私が長年愛用してきた右玉が、昨今プロ棋戦でも日常的に指されていることに深い感慨を覚えます。

それぞれのコラムにはそのときどきの愛着がある。(考え抜いて書いたはずだから)、極力直さず、文体を揃える程度にとどめました。駒落ちに代わるハンデ戦(n手指し)は(地域限定でも)ぜひ流行らせたいと思っています。

私の将棋観や(ゲームとしての)考え方など、ためになった、気づきがあったという読者の声をうれしく聞きました。他方、棋風や手の内を多くさらすこととなり、勝負の面ではいかがだったかと(笑)。



どうして右玉ばかり指すんですか 将棋コラム選集

価格:550円(税込)
著者:原田浩光
発行日:2020/10/01
サイズ:A6(文庫サイズ)
製本方法:無線綴じ
ページ数:64ページ